茨城県水戸市で住宅会社(株)ディレクタや防水・塗装・基礎工事や白アリ予防の(有)シュウトク、ドローンスクールなど数社を経営しています。渡辺秀徳です。
社員教育において一番大切なことは何でしょうか。
「企業は人なり」は私が最も大切にしていることですが、言うは易く行うは難し。
そうそう簡単にできることではありません。
今回は「社員教育において経営者がやるべきこと」についてお話します。
社員は決して解雇してはいけない
衣食足りて礼節を知る
いきなり結論です。
いちど雇用した社員は決して解雇してはいけない。
「社員に何をどう教えるか」なんていう話の前に、一番大切なことは雇用の問題です。
「衣食足りて礼節を知る」ということわざがありますね。
人は明日も明後日も、1年後も5年後も安心して生活できるという保証があってこそ、存分に学ぶことができると、私は考えています。
例えば誰かを解雇しなければならない状況に陥っているとしましょう。
理由はいろいろあると思います。
- 期待していた能力に遠くおよばなかった。
- トラブルが多く改善が見られない。
- 周囲の社員とうまく協調できず、和を乱している。
- 勤務態度が非常に悪い。
「彼(彼女)を解雇すれば課題が解決し、経営がうまく行くのではないか」と考えるような場合です。
本当にそうでしょうか?
社員が立て続けに辞職。その理由とは…
若き日の失敗(渡辺の場合)
かく言う私も、経営者となって間もない頃には多くの失敗を犯してしまいました。
私の未熟さゆえに去ってしまった社員。仮にA君とします。
「A君は間違いを指摘しても全く改善しない。思考もネガティブで社内の雰囲気を悪くしている。彼を雇用し続けるよりも、新しく人を採用した方がうまく行くのではないか。」
悩んだ挙句、A君に対して他の社員よりも厳しく当たるようになりました。
結果として、A君は会社を去る事になってしまったのです。
後日、A君と入れ違いに新しい社員が入社しました。
明らかにA君よりも仕事ができ、周りを明るくする人です。
どうなったと思いますか?
結果としてA君が会社を去り、新しく社員を迎えた数週間後に社員が立て続けに2人も辞めて行ってしまったのです。
私にはその理由がわからず、仕事も回らなくなってしまいパニックになってしまいました。
どうしてこんなことが起こってしまったのか…皆さんはお分かりでしょうか。