茨城県水戸市で住宅会社やドローンスクールなど数社を運営しています。渡辺秀徳です。
みなさんはこの3つの「福」、幸福三説(こうふくさんせつ)をご存知でしょうか。
明治の文豪、幸田露伴が自著『努力論』で主張したものとされています。
「惜福」せきふく
たまたま自分に与えられた福を使い果たすことなくとっておく。
そうすると、いっそう福が廻ってくる。
「分福」ぶんふく
自分に来た福分を独り占めしないで、人と分かち合うこと。
この工夫によって、よりいっそう大きな福がやって来る。
「植福」しょくふく
例えば農家の人が裏山に杉の苗木を植え、その杉の木がいずれ大きくなる。
その頃、自分は老いるか死んでしまうかして、その恩恵をこうむることはないかもしれないが、子孫の役に立つこともあるだろう。
そういうことで木を植えておく。これが植福です。
積極果敢な生き方を身につけた人は、「惜福」「分福」「植福」の工夫に向かっています。
この工夫のある人ほど、目先の利益にガツガツしたりしません。
だからこそ、ますます幸運の女神が微笑むといえるのです。