⑥良きものを売るは善なり、良き品を広告して多く売ることはさらに善なり

多くの人に、役に立つ商品を売りたい。そのためには、広く宣伝して購入者を増やすことで安く提供する必要がある。

最近は良いものであれば類似商品よりも高く買う消費者も増えていますが、「良い商品を安く買える」ことが、本来は買い手にとっても売り手にとっても幸せでなければならないということです。

⑦紙一枚でも景品はお客を喜ばせる、つけてあげるもののないとき笑顔を景品にせよ

「商品だけではなく、付加価値をつけなさい」ということです。モノが無い時は、笑顔でもいい。

そうやって頭をひねってアイデアを絞り出して、意地でもお客様の満足度を上げようとする気持ちが大切です。

⑧正札を守れ、値引きは却って気持ちを悪くするくらいが落ちだ

そもそも、自社商品の定価が適切なのかどうか、世に出す前にしっかりと考えなければいけません。

あなたが商品を買う立場だった時を想像しましょう。

閉店セールだの、在庫一斉セールだの、色々な売り文句でバーゲンばかりしているお店を信用できますか?

値下げをしなければ売れないような商品では、価格設定の段階から間違っているといえるでしょう。

故意に定価を高めに設定して00%OFFで安く見せる手法もありますが、すぐに飽きられます。

長続きはしません。

⑨今日の損益を常に考えよ、今日の損益を明らかにしないでは、寝につかぬ習慣にせよ

利益は嘘をつきません。利益イコールお客様の満足度といえます。

損失が出ている場合は「お客様のために働いているか」「お客様は心から満足しているか」を振り返り、改善しなければなりません。

明日になれば明日やるべきことが出てきます。今日できることは、今日のうちに。

⑩商売には好況、不況はない、いずれにしても儲けねばならぬ

景気の良しあしは言い訳だということです。

不景気と言われる時代にも、利益を上げている企業は必ずあります。

商売を続けるためには儲け続けなければなりません。

販売後のお客様フォローのためにも、企業は存在し続けなければなりません。

社会のためになるものを売っているのであれば、それを一人でも多くの人に届けるためにも商売を続けていく義務があります。

改めて、時代を超えて納得する内容ですよね。 三方良しと商売十訓。

以上、 渡辺秀徳でした。

渡辺秀徳でした。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

おすすめの記事